令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁の耐震(2)

座長:渡邊 学歩(山口大学)

[I-286] 接触面積の大きなコンクリートヒンジを埋め込んだRC柱に関する検討

〇五島 健斗1、植村 佳大2、高橋 良和2 (1.積水化学工業、2.京都大学)

キーワード:RC柱、危機耐性、コンクリートヒンジ

本研究では設計基準外事象に対する柱基部でのヒンジ機能の維持と最低限の耐震性能の担保を目的として,フーチングとの接触面積の大きなコンクリートヒンジを埋め込んだRC柱を提案した.具体的にはRC柱基部に十分な面積を持つ鋼管拘束コンクリート柱を配置し,変形時のコンクリートヒンジ形成を期待した.本研究ではヒンジ構造のみを有する供試体と提案構造供試体を作製し,正負交番載荷実験を行った.その結果,ヒンジ構造のみの供試体では,20kN程度の復元力を持つヒンジ構造が実現された. 提案構造供試体では,コンクリートヒンジを埋め込んだことでヒンジ機構の維持と標準型のRC柱よりも緩やかな荷重低下を示すことが確認された.

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