令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁の耐震(2)

座長:渡邊 学歩(山口大学)

[I-290] 鋼板によって巻立て補強した鉄筋コンクリート橋脚の限界状態変位評価手法の検証

〇石崎 覚史1、澤田 守1、大住 道生1 (1.国立研究開発法人土木研究所)

キーワード:鉄筋コンクリート橋脚、耐震補強、限界状態、鋼板巻立て、設計法

RC橋脚は,損傷状態に応じた水平変位の推定手法に基づき,それが所要の信頼性で実現されることで,信頼性を確保しつつ合理的な設計が可能となっている.一方,巻立て補強は,水平耐力が低下し始める点を終局変位とみなし,そこから安全係数で割り戻した点を,限界状態に相当する変位としており,限界状態の変位と損傷状態及び抵抗特性の関係が明確でない.本研究は,巻立て補強に対しても損傷状態に応じた限界状態の評価や不確実性を考慮した部分係数の設定を行い,耐震補強をより合理的な設計とすることを目的としている.本稿は,既往の鋼板巻立て橋脚の正負交番載荷実験結果を収集し,提案した限界状態変位の評価式の推定精度の検証した.

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