令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持管理(点検・調査)

座長:長山 智則(東京大学)

[I-329] 極低周波過電流検査による疲労き裂の検出

〇大西 泰生1、石川 敏之1、塚田 啓二2 (1.関西大学、2.岡山大学)

キーワード:疲労き裂、極低周波過電流、磁気スペクトル

本研究では,極低周波過電流検査(ELECT-SAM)による疲労き裂の検出を試みた.ELECT-SAMは,1~100Hz程度の極低周波の印加地場を用いた鋼板の減肉板厚を計測する方法として開発された.試験の結果,疲労き裂が発生することで,ELECT-SAMで計測した磁気強度差の分布が変化し,溶接止端から10mm程度の位置から磁気強度差を用いて,疲労き裂の発生を感知できた.

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