橋梁床版(1)

[I-363] ワッフル型UFC床版の損傷過程および破壊モードに関する解析的検討

〇藤代 勝¹、一宮 利通¹、小坂 崇²、近藤 恒樹² (1.鹿島建設、2.阪神高速道路)

キーワード：超高強度繊維補強コンクリート、道路橋床版、材料非線形解析、破壊モード

鋼床版と同等に超軽量なコンクリート系床版として，超高強度繊維補強コンクリートを用いた2方向にプレストレスを導入したワッフル型UFC床版の開発し，新設桁の床版に初めて適用している．本床版を実構造物に適用するにあたり，耐疲労性の確認のため輪荷重走行試験を実施している．本試験では，破壊に至る損傷過程を把握することを目的に試験を行ったが，試験機の載荷限界である荷重（400kN）および変位（19mm）に至っても破壊しなかった．そこで本報告では，材料非線形を考慮したモデルに対して漸増載荷する非線形静的解析を実施し，PC鋼材のひずみを推定し，破壊に至るまでの損傷過程や破壊モードを推定した．