令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁床版(1)

座長:田中 泰司(金沢工業大学)

[I-367] 鋼床版Uリブ切断工法における交差部構造に関する解析的検討

〇申 啓航1、山口 隆司1、八重垣 諒太2、谷尾 大地3、奥村 学4、竹内 正一5 (1.大阪市立大学大学院、2.阪神高速道路(株)、3.日立造船(株)、4.日本ファブテック(株)、5.日本橋梁(株))

キーワード:鋼床版、横リブ交差部、当て板補強、疲労

Uリブ鋼床版下面からの補強工法として,Uリブ切断当て板工法が提案されており,実橋への適用に向けた検討が行われている.また,当て板補強により鋼床版に生じるき裂に対して十分な補強効果が有していると確認されている.しかしながら,Uリブの切断による,スカラップ上側のデッキ・横リブ溶接部の応力集中が懸念されている.本研究はより優れた交差部構造を検討するため,FE解析を行った.結果は,当て板によりストップホール近傍の応力は低減されるが,デッキ・横リブ溶接ビード部のデッキ応力は増加する.溶接部のデッキ下面の応力はストップホールの形状に影響され,本解析の検討範囲では孔径は50mm程度が望ましいと考えられる.

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