令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁床版(1)

座長:田中 泰司(金沢工業大学)

[I-368] 純曲げを受ける高強度スタッドを用いた鋼・コンクリート合成床版底鋼板継手の基礎実験

〇岡本 真樹1、奥原 大貴2、山口 隆司1、吉田 賢二2 (1.大阪市立大学大学院、2.川田工業)

キーワード:合成床版、底鋼板継手、高強度ねじ付きスタッド、すべり挙動

合成床版底鋼板継手部には高力ボルト摩擦接合継手が用いられているが,床版下面からの施工が必要なため施工性が良くない.著者らは,床版上面からの施工のみで済む継手構造として高強度ねじ付きスタッド(スタッドボルト)による摩擦接合継手を提案している.そこで実構造を模したはり形状供試体による4点曲げ載荷実験を行った.その結果,スタッドボルトではひび割れ発生荷重が高力ボルトよりも約20%低くなるが,すべり荷重は同程度有しており,適用可能性を示した.また,継手部の合成効果向上を狙い添接板に頭付きスタッドを溶殖した継手構造ではすべり荷重が約15%小さくなるが,最大荷重は高力ボルトと同程度であることがわかった.

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