令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

診断・補修・補強(2)

座長:青木 康素(阪神高速道路)

[I-405] 著しい腐食損傷を生じた鋼I桁に対するFRPを用いた補修工法の検討

〇三宅 央真1、秀熊 佑哉1、奥山 雄介2 (1.日鉄ケミカル&マテリアル株式会社、2.長野工業高等専門学校)

キーワード:CFRP、鋼部材、補修、腐食、曲げ試験

歩道橋の現況として,老朽化が進んでおり,財政状況に制約がある中で効率的で合理的な維持管理をしていくことが求められている.鋼部材補修工法としては,炭素繊維シート接着工法の適応性が研究されている.本研究では,歩道橋などで用いられる鋼I桁に著しい腐食損傷が生じた場合のFRP接着による補修効果について検討を行う.著しい腐食損傷として上フランジが腐食により全損したI形鋼を想定し,腐食を模擬するために上フランジを切り落とし,そこに炭素繊維シートおよびガラス繊維で成型されたアングル材を貼付け,曲げ試験により補修効果の検討を行い,曲げ剛性及び耐力が上がり補強効果を確認した.

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