令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

座屈・耐荷力(桁・板)

座長:宮嵜 靖大(長岡工業高等専門学校)

[I-116] 上フランジに局部変形を有する鋼リベット桁の耐荷力に関する解析的検討

〇平野 雄大1、網谷 岳夫1、勝山 真規2、菅沼 久忠2 (1.JR東日本、2.TTES)

キーワード:鋼リベット桁、耐荷力、局部変形

東北地方太平洋沖地震で発生した津波では,多くの鋼鉄道桁が流失する被害を受けた.被災した桁を補修して再利用する際は,変形モードや変形量に応じた鋼桁再利用の判断基準が必要と考える.水災害時には流下物の衝撃も想定されるため,損傷箇所は下フランジのみとは限らない.そこで,流出した鋼桁を再利用判定する上で,上フランジに局部変形を有する場合に耐荷力にどの程度影響あるかを検討するため,解析により耐荷力を評価することとした.被災事例をもとに,支間中央部付近の上フランジにフランジ厚の3倍程度となる局部変形を有する場合について解析をした結果,健全時と比べて耐荷力の低下が少ないことがわかった.

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