[I-295] 軸方向鉄筋が腐食したRC柱の正負交番載荷実験およびその変形能評価に関する基礎的研究
キーワード:鉄筋腐食、RC柱、変形能、正負交番試験、荷重ー変位関係
現在我が国では,老朽化していくインフラを正確な劣化予測および構造性能評価を行うことにより,戦略的に構造物の維持管理・更新することが求められる.特に沿岸地域に建設されたRC構造物は塩害による腐食劣化が激しい.この腐食劣化の影響を定量化するために本研究では,1体の健全供試体および鉄筋腐食を有するRC 柱を電食により2体製作し,正負交番載荷実験により荷重-変位関係を得た.また,塑性ヒンジ解析により劣化RC柱の荷重-変位関係の再現を試みた.その結果,鉄筋腐食量が10%以下であるにも関わらず,健全供試体と比較して変形能は20%程度低下した.一方で,実験と解析によって得られた荷重-変位関係は概ね一致した.
要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン