令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁の耐震(3)

座長:宇野 州彦(五洋建設)

[I-296] 超弾性合金を用いたRC部材の繰り返し引張特性に関する実験

〇山口 敬也1、野沢 哲哉2、藤倉 修一1、藤岡 光1、Nguyen Minh Hai1、中島 章典3 (1.宇都宮大学、2.栃木県、3.HRC研究所)

キーワード:超弾性合金、残留変位、両引き試験、繰り返し載荷、RC部材

本研究では,超弾性特性を有する超弾性合金(SEA)を橋脚に用いた場合の残留変位低減の可能性に着目し,SEAを主鉄筋の一部に用いた場合のRC部材の両引き試験による繰り返し引張載荷実験を行った.これにより,RC部材の損傷および残留変位への影響について検討した。その結果,RC部材の損傷はSEAを用いた部分に集中したが,超弾性特性による残留変位の低減効果が確認された。また,主鉄筋の一部としてSEAを用いた場合,付着の有無によるRC部材への影響に大きな差は確認できなかったことから,付着の有無に関わらず残留変位を低減できることが確認された。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン