[I-297] 超弾性合金を用いた橋脚の繰り返し載荷実験
キーワード:超弾性合金、橋脚の繰り返し載荷実験、残留変位、塑性ヒンジ
2016年に発生した熊本地震では,橋脚が塑性ヒンジ化したことによって生じた残留変位等の影響によって,地震後速やかな橋梁の機能回復ができず,地震後の残留変位は依然として課題である.そこで本研究では,超弾性特性を有する超弾性合金(SEA)を橋脚に用いた場合の残留変位低減の有効性に着目し,塑性ヒンジ部にSEAを用いた橋脚に対して繰り返し載荷実験をを行い,橋脚の曲げ挙動を把握するとともに残留変位低減の有効性を検証した.その結果,SEAを塑性ヒンジ部に用いた橋脚はRC橋脚に比べて残留変位を大幅に低減し,ドリフト5%載荷時においては残留変位を約95%低減し,残留変位低減に有効であることを示した.
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