令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁床版(2)

座長:田中 良樹(土木研究所)

[I-373] 超高性能繊維補強セメント系複合材料を間詰め材としたプレキャスト床版接合構造

〇古市 耕輔1、高橋 周斗1、一宮 利通1、新井 崇裕1、小嶋 進太郎1 (1.鹿島建設株式会社)

キーワード:超高性能繊維補強セメント系複合材料、接合部、プレキャスト床版

近年,道路橋RC床版をプレキャストPC床版へ取り替える工事が進められており,床版の長寿命化の観点から高耐久なプレキャスト床版接合構造の必要性が高まっている。これに対し,筆者らは,床版と間詰め部の界面に生じる目開き幅を低減させることを目的として,界面を波形とした接合方法に関する検討を行ってきた。本論文では,波形の界面に加えて,間詰め材に鉄筋との付着力および耐久性が高い超高性能繊維補強セメント系複合材料を用いた接合構造の基本的な性能を確認するため,梁試験体を対象に200 万回の繰返し載荷および静的漸増載荷を行った。試験の結果,本接合構造が十分な耐疲労性ならびに曲げ性能を有することを確認した。

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