基礎の耐震

[I-452] Application expansion of pile foundation structure using damage-reducing pile head.

〇Yuto Takahashi¹, Syuji Iwata¹, Masahiro Tsuchiya¹, Taisuke Sanagawa², Kazuya Murata², Hidetoshi Nishioka³ (1.Central Japan Railway Company, 2.Railway Technical Research Institute, 3.Chuo University)

Keywords:Damage-reducing pile head, Pile structure, Static analysis, Dynamic analysis

損傷抑制型結合方式とは，復旧性を確保しながら杭頭結合部を積極的に塑性化させてエネルギー吸収を⾏う構造形式である．この構造を用いた数値解析や実験から実構造物への適用に向けた検討が進められており，一般的な構造解析モデルで地震時挙動を再現できることが確認されている．そこで本研究では，損傷抑制型結合方式の適用拡大に向けて，杭径などのパラメーターを変更した試設計を行った．その結果，損傷抑制型結合方式を用いることで一般的な設計と比較すると設計の難易度が上がるものの，杭体の鉄筋量を大幅に低減できるなど低コスト化を図ることが可能であることを確認した．