令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

基礎の耐震

座長:大竹 省吾(オリエンタルコンサルタンツ)

[I-452] 損傷抑制型結合方式を用いた杭基礎構造の適用拡大について

〇高橋 佑斗1、岩田 秀治1、土屋 正宏1、佐名川 太亮2、村田 和哉2、西岡 英俊3 (1.東海旅客鉄道株式会社、2.鉄道総合技術研究所、3.中央大学)

キーワード:損傷抑制型結合、杭構造、静的解析、動的解析

損傷抑制型結合方式とは,復旧性を確保しながら杭頭結合部を積極的に塑性化させてエネルギー吸収を⾏う構造形式である.この構造を用いた数値解析や実験から実構造物への適用に向けた検討が進められており,一般的な構造解析モデルで地震時挙動を再現できることが確認されている.そこで本研究では,損傷抑制型結合方式の適用拡大に向けて,杭径などのパラメーターを変更した試設計を行った.その結果,損傷抑制型結合方式を用いることで一般的な設計と比較すると設計の難易度が上がるものの,杭体の鉄筋量を大幅に低減できるなど低コスト化を図ることが可能であることを確認した.

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