令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

基礎の耐震

座長:大竹 省吾(オリエンタルコンサルタンツ)

[I-454] 南海トラフ地震における既設道路橋の耐震性能照査

〇北浦 司1、小橋 朋和1、森田 浩隆1 (1.大日本コンサルタント株式会社 中部支社)

キーワード:南海トラフ地震、耐震性能照査、FRIP

東日本大震災ではインフラ施設が被災し,被災地等への供給に支障が生じた.インフラ供給の輸送に使用される緊急輸送路に架かる橋梁はこうした影響を最小限に抑え,早期に機能を回復しうる耐震性,強靭性を有することが望まれる.本検討では,南海トラフ地震による既設道路橋の影響確認を目的に耐震性能照査及び緊急車両の通行可否について検討を行った.結果,検討対象とした道路橋では十分な耐震性能を有していること,緊急車両の通行に問題が無いことを確認した.しかし、南海トラフ地震動の加速度応答スペクトルが道路橋示方書に示さている標準波の加速度応答スペクトルを上回る周期が確認されたため,架橋位置毎で個別の検討が必要である.

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