令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁の耐震(4)

座長:松村 政秀(熊本大学 くまもと水循環・減災研究教育センター 教授 )

[I-301] 2軸応力下における鋼板の降伏曲面に関する基礎的研究

〇葛西 昭1、永田 幸伸2、森山 仁志1 (1.国立大学法人熊本大学、2.日本製鉄)

キーワード:多軸応力状態、降伏曲面、構成式モデル、Tresca の降伏条件、von Mises の降伏条件

数値解析技術の発展により,土木構造物や機械製品等の様々な構造物の性能評価において,有限要素解析が極めて重要な役割を担っている.しかし,例えば,溶接鋼管は鋼板を冷間成形することで製造されるため,製品には造管における複雑な塑性ひずみが付加され,加えて使用環境では内圧や曲げ等の多軸的な応力が作用するため,数値解析により再現するには,二軸かつ正負反転を伴う複雑な応力状態を考慮する必要がある.近年,板材の二軸負荷試験法の代表として,十字型試験片(図-1(a))を用いた二軸引張試験やI 型試験片(図-1(b))による二軸圧縮引張試験がある1).この考えを導入し,二軸状態における鋼材の弾塑性状態を把握した.

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