令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁の耐震(4)

座長:松村 政秀(熊本大学 くまもと水循環・減災研究教育センター 教授 )

[I-302] 極大地震により損傷を受けた連続高架橋CFT橋脚柱の残存耐力の算定法

〇川西 直樹1、後藤 芳顯2 (1.豊田工業高等専門学校、2.名古屋工業大学)

キーワード:耐震設計法、連続高架橋、CFT、セグメントモデル、加振実験

現行の耐震設計では,想定地震動による構造物の応答が最大耐力点で規定された限界値以下であることが照査され,地震後の残存性能はほとんど低下しない.しかし,設計想定を答えた極大地震によりその応答が最大耐力点を超えた場合,通常,残存性能は低下する.さらに,変形能が高いCFT橋脚の場合,ポストピーク域に限界点が設定されているため,応答が最大耐力点を超えるときがあり,地震荷重の履歴により残存性能が変動する恐れがある.
 本研究では,CFT橋脚で支持された連続高架橋を対象に極大地震による橋脚柱の損傷過程を追跡し,その地震後の残存耐力を適切に評価するための精緻な方法について検討し,それらの結果について報告する.

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