[I-377] 大正時代に構築された橋梁の大規模更新工事
キーワード:大規模更新、床版取替、耐震補強、RC床版、鋼床版、モニタリング
国道2号淀川大橋は大阪市に流れる淀川を渡河する橋長724mの道路橋であり,供用から90年以上経過している.上部工は中央径間の鋼6径間単純上路式ワーレントラス橋,両側径間が鋼12径間単純鈑桁橋からなる全30径間の橋梁であり,床版形式はRC床版である.これまでの主な維持管理として,大阪大空襲・兵庫県南部地震で損傷した部材の修繕等が行われきたが,床版のはく離,鉄筋露出,漏水および橋全体にわたる鋼部材の腐食といった損傷が著しく,補修・補強が繰り返され,橋梁性能が低下している.そこで,RC床版を鋼床版に取り替える床版取替えを主とした大規模修繕工事を交通を止めることなく実施した.
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