令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁床版(3)

座長:藤山 知加子(横浜国立大学大学院)

[I-377] 大正時代に構築された橋梁の大規模更新工事

〇牟田口 拓泉1、伊藤 安男1、大前 利夫2、髙橋 啓輔3 (1.IHIインフラシステム、2.国土交通省 近畿地方整備局 大阪国道事務所、3.横河NSエンジニアリング)

キーワード:大規模更新、床版取替、耐震補強、RC床版、鋼床版、モニタリング

国道2号淀川大橋は大阪市に流れる淀川を渡河する橋長724mの道路橋であり,供用から90年以上経過している.上部工は中央径間の鋼6径間単純上路式ワーレントラス橋,両側径間が鋼12径間単純鈑桁橋からなる全30径間の橋梁であり,床版形式はRC床版である.これまでの主な維持管理として,大阪大空襲・兵庫県南部地震で損傷した部材の修繕等が行われきたが,床版のはく離,鉄筋露出,漏水および橋全体にわたる鋼部材の腐食といった損傷が著しく,補修・補強が繰り返され,橋梁性能が低下している.そこで,RC床版を鋼床版に取り替える床版取替えを主とした大規模修繕工事を交通を止めることなく実施した.

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