橋梁床版(3)

[I-381] 合成2主桁橋のRC床版定点移動疲労載荷試

〇佐藤 悠樹¹、橘 肇¹、佐藤 靖彦²、小野 潔²、竹田 京子²、宮下 剛³、高橋 誠汰³、白戸 真人⁴ (1.駒井ハルテック、2.早稲田大学、3.長岡技術科学大学、4.国立技術政策総合研究所)

キーワード：RC床版、ひび割れ、定点移動疲労載荷試験

震災時に鋼桁に損傷を受けた橋梁で，かつRC床版が疲労損傷している橋梁の車両通行の可否を判断するのに困難な事例がある．そのため，床版が損傷した状態においても，床版と主桁の合成効果を期待できるかどうかを把握する必要がある．そこで，別途報告する1/2スケールの合成2主桁橋（以下，試験体A1）の3点曲げ載荷試験を行い，構造システムとしての限界状態の把握する．試験体作製にあたってRC床版を有する鈑桁試験体（2主桁）の床版の損傷状態を再現する必要があるため，RC床版の多点移動繰り返し載荷による疲労試験を実施した．その結果，既設橋で多く見られる床版下面に亀甲状のひび割れを再現することが確認できた．