令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

衝撃(実験)(1)

座長:市野 宏嘉(防衛大学校)

[I-147] 土質材料を変化させた落石防護土堤の重錘衝突実験

〇牛渡 裕二1、鈴木 健太郎1、高橋 浩司1、山内 翼1、峯 祐貴2、前田 健一2、今野 久志3、西 弘明3 (1.(株)構研エンジニアリング、2.国立大学法人 名古屋工業大学、3.国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所)

キーワード:落石防護土堤、土質材料、落石捕捉性能

本研究では落石防護土堤に関する落石捕捉性能把握のための基礎資料収集を目的として,砂質土および粘性土で構築した小型土堤模型を対象とした重錘衝突実験を実施して,落石捕捉性能に関する検討を行った.本研究で得られた知見を以下に示す.
1)粘性土は砂よりも粘着力が大きいため,土粒子が移動(飛散)し難く変形に対する抵抗が大きい.
2)粘性土は砂よりも衝突部では圧縮変形が卓越する.
3)粘性土は砂よりも重錘貫入に対して楔土塊の抵抗力が大きいため,落石捕捉性能が優れる.

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