令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

診断・補修・補強(4)

座長:中村 一史(東京都立大学)

[I-421] 鋼I桁下フランジ連結板取替え時のウェブバイパス部材の形状に関する基礎検討

〇松井 駿1、山口 隆司1、戸田 健介2、荒木 健二2、山内 誉史2 (1.大阪市立大学、2.エム・エム ブリッジ)

キーワード:鋼I桁、バイパス部材、下フランジ継手、ウェブクリアランス

腐食した下フランジ連結板取替え工法として,ウェブにバイパス部材をボルト接合するウェブバイパス工法は施工性および応力伝達に優れている.ウェブバイパス部材を用いた下フランジ連結板取替え試験を行った文献によると,下フランジ連結板撤去時にウェブクリアランス部にて局所的な合成応力が発生する.本研究では,下フランジ連結板撤去時の局所的な合成応力の低減を目的に,バイパス部材の形状について検討した.検討の結果,バイパス部材最下段の継手中央のボルトを削減することで発生応力を低減でき,加えて,削減ボルト本数を多くすること,バイパス部材の部材厚を上げることで局所的な合成応力を低減できることを明らかにした.

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