令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

ダム・タンクの耐震

座長:木戸 研太郎(独立行政法人水資源機構 総合技術センター)

[I-463] 3次元連成解析による円筒形タンクを対象としたスロッシングの基礎検討

〇藤井 紀之1、井合 進2、小堤 治3、田代 聡一4、細田 勝也4、鈴木 明憲5 (1.応用地質株式会社、2.一般社団法人FLIPコンソーシアム、3.株式会社明窓社、4.東亜建設工業株式会社、5.株式会社海洋河川技術研究所)

キーワード:三次元連成解析、スロッシング、円筒形タンク、固有値解析

地盤-流体-構造物の連成解析を行い,液体貯槽のスロッシングやバルジングといった現象を表現するための機能がFLIP ROSE 3Dに付与された.本検討では,スロッシングに対する基礎検討の一環としてFLIP ROSE 3Dによる円筒形タンクを対象とした固有値解析の妥当性について検証を行った.その結果,1次モード,2次モードでは解析値と実験値(あるいは理論値)がほぼ一致したが,高次モードになるほど解析値と理論値との固有振動数に生じる乖離が大きくなり,解析値のほうが高い振動数となった.今後はメッシュ分割数が解析結果に及ぼす影響を確認するとともに,新たに動的応答に対する検討も行う予定である.

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