ダム・タンクの耐震

[I-467] ステンレス製パネルタンクの流体と構造を連成しての固有値解析と時刻歴応答解析

〇竹本 純平¹、小野 泰介¹、平野 廣和²、佐藤 尚次² (1.中央大学大学院、2.中央大学)

キーワード：ステンレスパネルタンク、バルジング、時刻歴応答解析、固有値解析、応力集中

近年，水道施設の貯水槽として維持管理の容易さと建設時間の短縮を目的として，数多くのステンレス製パネルタンクが設置されるに至っている．それらのタンクにおいて，東北地方太平洋沖地震や熊本地震等の地震で，最新の設計基準において設計，施工されたにも関わらず，SUSタンクの被害が数多く報告されている．3000×3000×3000mmのSUSタンクを対象とし，流体と構造を連成したタンクの固有値解析と熊本地震益城（前震）NS波での時刻歴応答解析を行う．これにより地震動によりSUSタンクが局所的にどのような応力を受ける可能性があるのかを確認し，今後の設計条件の設定で必要となる事項を検討するものである．