令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

最適設計・構造計画

座長:鈴木 俊光(エム・エム ブリッジ株式会社)

[I-384] ライナープレート立坑の合理的な設計手法について

〇水越 一1、山下 徹1、伊藤 健吉2 (1.(株)大林組 本社生産技術本部設計第四部設計第一課、2.(株)大林組 東京本店外環東名Hランプ工事事務所)

キーワード:ライナープレート立坑、3次元FEM解析、施工性向上、設計手法

都市部でのシールド及び推進工事では、周辺環境への配慮や作業ヤードの制約条件からライナープレートを用いた立坑が採用されることが多い。設計手法としては、コルゲート・ライナー技術協会ライナープレート設計・施工マニュアルに準拠するのが一般的である。しかし、今回対象となった地盤は堅固な泥岩層が主体であることから、山岳トンネルの設計手法である応力解放による地山の安定性に着目した3次元FEM解析を用いて設計を行い、解析結果と現場計測結果とを照らし合わせ、その妥当性を確認した。その結果、従来の設計法に比べ使用する鋼材量を52%削減でき、作業効率の改善へとつながった。

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