令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

最適設計・構造計画

座長:鈴木 俊光(エム・エム ブリッジ株式会社)

[I-389] 氾濫原に架橋する場合の合理的な橋長決定方法の提案

〇保田 敬一1、古木 守靖2、石川 博基3 (1.国際建設技術協会、2.国際協力機構、3.国土交通省)

キーワード:橋長最少化、氾濫原、中国施工橋、合理化橋梁

本研究ではASEAN地域でインフラ輸出を数多く展開している中国の施工例を取り上げ,氾濫原に架橋する場合を想定し,コスト削減に寄与できる設計の考え方を整理する。中国式の橋梁では桁長20mで統一しているため,氾濫による浸食を最小限にするための流速を小さくする工夫や桁下余裕を多く確保できることによる維持管理面のメリット,洪水時において通水断面をより多く確保できることによる洗堀防止などの点で合理化が図られると考えられ,上記の工事費の増以上のコスト縮減が図られるものと推察される。

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