令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持管理(補修)

座長:宮下 剛(長岡技術科学大学)

[I-426] 閉断面部材への高力スタッドボルトを用いた当て板補強に関する解析的検討

〇彭 雪1、奥村 学1、申 啓航2、山口 隆司2 (1.日本ファブテック株式会社、2.大阪市立大学)

キーワード:高力スタッドボルト、当て板補強、閉断面部材、FEM解析、荷重伝達

既設トラス主構の高力ボルト当て板による補修・補強では,孔引きによる当て板厚の増加を抑えることができ,孔あけ不要な高力スタッドボルトを使用した当て板工法を提案している.トラス弦材(閉断面)に対し,片面当て板補強をFEM解析で検討した.当て板の分担荷重は,当て板端部から徐々に伝達されるため,そこでの補強効果が低かった.当て板端部をガセットに設置すると一般部の母材応力が低減でき,補強効果が向上した.

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