令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

安全性・信頼性

座長:西尾 真由子(筑波大学)

[I-470] 地震時の劣化を考慮した道路橋被害を想定した対象地域における孤立危険性評価

〇松尾 翔太1、佐藤 尚次2 (1.中央大学大学院、2.中央大学)

キーワード:孤立被害、緊急輸送路、劣化、モンテカルロ法、最小カットセット

近年,大規模地震による道路被害が多発し,孤立集落の発生と橋梁の劣化が全国で問題となっていることから今後さらに孤立被害発生が危惧される.そこで本研究では地震時の道路橋被害を劣化状態を考慮して評価し,道路ネットワークの評価結果から孤立被害発生の評価,検討を行うことを目的とする.
研究方法は抵抗力と作用力からモンテカルロ法によって橋梁の破壊確率を算出し,その後道路ネットワーク評価を行い,孤立被害発生の評価を行う.
結論として橋梁数が多い路線の劣化が進行する橋梁の補修優先度が高い.ただ遮断確率の高い路線があることが孤立危険性に直結するとは言えないため,ネットワークを考慮した孤立危険性評価を行う必要がある.

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