令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持管理(耐候性鋼)(2)

座長:三浦 正純(土木研究センター)

[I-11] 無塗装耐候性鋼橋梁におけるボルト・狭隘部の異常さび除去に向けたダイヤモンド工具能力検証

〇落部 圭史1、松本 洋明1、石田 和生1、今井 篤実1 (1.日鉄防食株式会社)

キーワード:素地調整、添接部、ボルト・ナット部、狭隘部、ダイヤモンド工具

耐候性鋼橋梁における,防食上の弱点である添接部や桁端部といった複雑な部位や狭隘な箇所に形成された異常さびの素地調整を十分にするためには,構造が複雑な部位に適した工具が必要である.しかし,耐候性鋼橋梁に生じた異常さびの除去を目的とした工具は少ない.この問題を解決するため、添接部や狭隘部の効率的なさび除去を目的としたボルト部用,狭隘部用ダイヤモンド工具の研掃時間と工具の耐久性についての検証結果を報告する.その結果,ボルト部用ダイヤモンド工具1工具あたりボルト18本,狭隘部用ダイヤモンド工具1工具あたり375mmまで鋼面素地を30~50%程度露出することができた.

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