令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

継手(2)

座長:田村 洋(横浜国立大学)

[I-88] ステンレス高力ボルトで接合した炭素鋼板における接合部の腐食性状に関する実験的研究

〇星野 由1、宮嵜 靖大1、大西 孝典2、志村 保美3、小林 祐輔4、澁谷 敦4 (1.長岡工業高等専門学校、2.土木研究所、3.日本鋼構造協会、4.日本橋梁建設協会)

キーワード:促進腐食試験、ステンレス高力ボルト、エポキシ樹脂板、アルミナ溶射

ステンレス鋼は,従来の構造用炭素鋼に比べて高耐食性を示すため,長期間供用が必然である土木構造材料に適している.本研究では,ステンレス高力ボルトで締付け炭素鋼板のボルト接合部の腐食性状を調べるため,8種類の試験片条件を用いて複合サイクル試験を行った.その結果として10T-SUSで直接締付けた炭素鋼板の換算板厚減少量および表面腐食深さは,F10Tで締付けた炭素鋼板に比べていずれも大きくなること,座金に対するエポキシ樹脂板の突出量が大きくなるに従い腐食が抑制されることを明らかにした.

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