令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

継手(2)

座長:田村 洋(横浜国立大学)

[I-89] ノックオフボルトのシミュレーションベースの破壊性能制御設計

〇尾嵜 健人1、永木 勇人1、大前 暢1、佐合 大1、森 浩基2,3、庄司 博人2、大畑 充2 (1.高田機工、2.大阪大学大学院、3.日揮)

キーワード:ノックオフボルト、ノッチ付きボルト、レベル2地震動、き裂発生・進展シミュレーション、延性損傷モデル、損傷制御設計

大地震発生時に橋梁の大破壊を回避するためにノックオフ機能付き支承の提案がされている。ノックオフボルトは内孔と切欠きを設けた構造となっている。ノックオフ機能付き支承に採用する場合は、レベル1地震動では破断せずにレベル2地震動では確実に破断するせん断強度と複数本のボルトで均等に荷重を受け持つための変形能が要求される。要求性能を満足するためのボルト形状と寸法をき裂発生・進展シミュレーションにより予測した。せん断強度はボルトの切欠き部の断面積に比例関係を示し、変形能は切欠き深さ比から予測可能であることが明らかになった。

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