令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

座屈・耐荷力(柱・その他)

座長:澤田 守(国立研究開発法人土木研究所)

[I-123] 組立圧縮材の設計と耐荷力挙動について

〇岩坪 要1、小田 七海5、三好 崇夫2、高井 俊和3、玉田 和也4 (1.熊本高等専門学校、2.明石工業高等専門学校、3.九州工業大学、4.舞鶴工業高等専門学校、5.日鉄環境株式会社)

キーワード:組立圧縮材、レーシングバー、溝形鋼、腐食、耐荷力

組立材は古い橋梁でよく見ることが出来るが,最近では橋梁長寿命化対策の中で,補修の対象部材となることがある。特に,レーシングバーが腐食によって損傷しているケースも見受けられる。しかしながら道路橋示方書では昭和48年版を最後に組立材の記述はなく,補修設計をする際に組立材の耐荷力挙動などを調べることは困難である。そこで本研究では,設計方法と耐荷力挙動の考え方などを文献から整理し,溝形鋼を用いた組立材の耐荷力を数値解析で調べたものである。数値解析を行う上での問題点として,初期たわみや残留応力が不明である点や,リベット接合や接触のモデル化に工夫が必要であることが分かった。

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