令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

座屈・耐荷力(柱・その他)

座長:澤田 守(国立研究開発法人土木研究所)

[I-124] 腐食切れの生じた鋼トラス橋斜材の連成座屈に関する数値解析的検討

〇山本 寧音1、岩崎 英治1 (1.長岡技術科学大学)

キーワード:鋼トラス橋、圧縮斜材、腐食切れ、連成座屈、弾塑性有限変位解析

トラス橋の圧縮斜材は,腐食が進行するとすみ肉溶接の一部が切れることがある (以下,腐食切れ).板の溶接部が分離すると,板の局部座屈強度は低下すると考えられるが,損傷への対処は明確な基準がない.
著者らは,腐食切れの生じた圧縮斜材の座屈応力に着目したレベル分けを作成し,腐食切れ長さと連成座屈応力の関係に照らし合わせる健全性評価方法の提案を行った.しかし,連成座屈応力を求めるために用いた弾塑性有限変位解析は,扱いが非常に煩雑となる.
そこで,本研究では,腐食切れの生じた圧縮斜材の連成座屈応力の簡易的な評価方法の構築を目的とし,腐食切れの生じた圧縮斜材に適用可能な座屈応力式を用いて,連成座屈応力を求めた.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン