令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

座屈・耐荷力(柱・その他)

座長:澤田 守(国立研究開発法人土木研究所)

[I-128] 腐食劣化の生じた鋼I桁橋の腐食桁本数が耐荷性能に与える影響

〇有村 健太郎1、大浦 涼雅2、山口 隆司2 (1.株式会社オリエンタルコンサルタンツ、2.大阪市立大学)

キーワード:鋼I桁橋、橋梁システム、耐荷性能、腐食

著者らは,これまで,鋼I桁橋を対象に,主桁端部の腐食が橋梁システムとしての耐荷性能に及ぼす影響を検討し,複数あるうち一部の主桁の桁端部に腐食を有する場合,腐食した主桁の桁端部が最大耐力に至っても,隣接する健全な主桁の桁端部が腐食桁を補完するように荷重を分担し,橋梁システムとしての耐力はその後も上昇することを明らかにした.また,主桁本数が多いほど最大荷重倍率は増加し,構造システムとして機能することで耐荷性能が向上することを明らかにした。そこで,本研究では,耐荷性能評価を行うための指標を検討するために,腐食桁本数の違いが耐荷性能に与える影響について,全橋FEMモデルを用いて解析的に検討した.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン