衝撃(実験)(2)

[I-152] 落下方法および被衝突面の違いによる落体の反発挙動の関係性

〇高橋 浩司¹、鈴木 健太郎¹、川瀬 良司¹、杉山 直優²、前田 健一²、中瀬 仁³ (1.株式会社　構研エンジニアリング、2.名古屋工業大学、3.東電設計　株式会社)

キーワード：衝撃、反発係数、落石、重錘落下実験

本研究では，落石シミュレーションの精度向上を最終目的として落体の反発挙動に関する実験的検討を行った．反発挙動は落下方法や被衝突面の状態に影響を受ける．本稿では，落石を模擬した重錘による鉛直落下実験および実際の道路への落石を想定した斜面転落実験を行い，落体の落下方法の違いによる反発挙動に関する実験的検討を行った．結果， 1)被衝突面がアスファルト，コンクリートの場合，落下方法によらず重錘質量が大きいほど反発係数は小さい．2)被衝突面が土砂の場合，重いほど跳ねない傾向は成り立たない．3)衝突速度が同程度の場合においても被衝突面への入射角やその際回転が伴うかどうかで反発挙動は大きく異なる事がわかった．