令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

衝撃(実験)(2)

座長:小室 雅人(室蘭工業大学)

[I-157] SS400鋼材の動的力学特性に及ぼす応力三軸度の影響に関する実験的研究

〇濵田 匠李1、別府 万寿博1、堤 成一郎2、市野 宏嘉1 (1.防衛大学校、2.大阪大学)

キーワード:鋼板、動的力学特性、応力三軸度

鋼材の静的力学特性の特徴として,多軸応力状態において破断ひずみが小さくなることが実験的に知られている.一方で,鋼材の動的力学特性については,降伏応力および引張強度のひずみ速度効果を調べた研究例はあるが,応力三軸度の影響を調べた例は非常に少ないのが現状である.本研究は,切欠きを有するSS400平板試験体の動的引張試験を行い,SS400鋼材の動的力学特性に及ぼす応力三軸度の影響を調べたものである.実験の結果,切欠きの有無によらず全てのケースでひずみ速度の増加とともに降伏応力および引張強度の増加や破断ひずみの低下が認められた.また,応力三軸度の増加に伴う破断ひずみの低下が認められた.

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