衝撃(実験)(2)

[I-158] ポリウレア樹脂吹付によるUFC版の裏面剥離片飛散抑制効果に関する研究

〇島﨑 利孝¹、武田 均¹、武者 浩透¹、清田 翔吾²、別府 万寿博² (1.大成建設技株式会社、2.防衛大学校)

キーワード：ポリウレア、UFC版、裏面剥離、剥離片飛散抑制効果、ひずみ、反力

局部破壊の耐衝撃性能を検討する際に，二次的被害を防ぐことを目的に，裏面剥離による剥離片の飛散の抑制が求められている．本稿では，耐衝撃性の優れたUFC版に対して，衝突裏面にポリウレア層を設け，衝突実験を実施し，ポリウレアによる裏面剥離片の飛散抑制効果を検討した．なお，衝突実験は質量8.3kgの鋼飛翔体を用い，40~70m/sの衝突速度の範囲で実施した．その結果，ポリウレア層をUFC版の衝突裏面に設けることで，裏面剥離片の飛散を抑制できることが確認された．また，支点反力およびポリウレアのひずみを計測した結果，ポリウレアの中央部のひずみは支点反力前に約2%程度生じていたことが確認された．