令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持管理(腐食)

座長:坂本 達朗(鉄道総合技術研究所)

[I-23] 複数塗膜傷間の鋼材腐食に対するジンクリッチペイントの防食効果に関する基礎的研究

〇井上 凌1、貝沼 重信1、劉 偉傑1 (1.九州大学大学院)

キーワード:腐食、有機ジンク、無機ジンク

塗装鋼構造物の複数の塗膜傷部で鋼材が電気的に短絡すると,それらの電気化学的な相互作用によって,特定の塗膜傷部における鋼材の腐食が促進される.鋼構造物の塗装塗替え時には,防食下地として厚膜有機ジンクリッチペイントが,新設橋には厚膜形無機ジンクリッチペイントが一般に採用される.しかし,塗膜傷間の相互干渉により,進行する腐食に対するジンクリッチペイントの犠牲防食効果については検討されていない.そこで,本研究ではジンクリッチペイントと下塗り塗料を塗装後に塗膜傷を機械加工で導入したモデル試験体を製作して,先行研究と同様の方法でその塗膜傷間のマクロセル腐食電流を測定した.

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