Japan Society of Civil Engineers 2020 Annual Meeting

Presentation information

第I部門

維持管理(腐食)

Chair:Tatsuro Sakamoto

[I-24] Study on corrosion behavior of spheroidal graphite cast iron in atmospheric environment

〇Saki Okada1, Shigenobu Kainuma1, Ichiro Dote2, Kazuya Yamashita2 (1.Kyushu University, 2.HINODE,Ltd.)

Keywords:corrosion, Atmospheric exposure test, Spheroidal graphite cast iron

球状黒鉛鋳鉄は,特性を生かしてマンホール鉄蓋などに採用されてきた.しかし,橋梁などの鋼構造物の二次部材として利用するためには腐食挙動を解明することが重要である.本研究では球状黒鉛鋳鉄の大気環境における経時腐食挙動,および腐食メカニズムを解明するため,付着海塩の雨洗作用がある飛来海塩環境で大気暴露試験を行い,普通鋼と耐候性鋼と比較分析を行った.その結果,球状黒鉛鋳鉄は付着海塩の雨洗作用のある大気環境では,普通鋼と耐候性鋼に比して耐食性が高く,腐食初期は黒鉛周囲が腐食することで最大腐食深さが大きくなるが,黒鉛周囲に耐食性を向上させるSiが濃縮しており,均一な腐食が進行する可能性がある.

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