[II-05] Bed Material Preference of Tribolodon hakonensis in Still Water Conditions
Keywords:Bed material, Tribolodon hakonensis, Preference, PHABSIM
魚類の生息場を適切に評価するには,流速や河床材料等の各物理的条件に対する魚の選好性を把握することが必要である.本研究では,これまで十分に検討されてこなかった河床材料に着目し,魚が選好する河床材料の粒径を明らかにすることを目的に,静水環境下におけるウグイを用いた実験を行った.その結果,ウグイは滑面・粗砂河床よりも中礫・粗礫河床での存在時間が有意に長く,Jacobsの選択度指数を用いて表した選択度も大きかった.またウグイの加速度と速さの頻度割合から,ウグイは中礫・粗礫河床ではその場に留まる傾向があった.今後は粗砂―中礫間の粒径を細かく設定し,河床材料に対する選好度をより精緻に把握する必要がある.
Please log in with your participant account.
» Participant Log In