[II-09] 低落差下流の減勢機能に対する石組み粗礫斜路の設置効果
キーワード:低段落水路、主流の位置、底面流速の減衰、局所流、石組み型減勢工
本研究室では河床低下対策の一例として、低段落水路の範囲となる相対落差を対象に、主流を水面付近に位置させる石組み粗礫斜路式減勢工を提案している。その一方で同一の流量、落差高さ、下流水位に対して、石組み粗礫斜路の設置有無によって減勢機能が、どのように異なるのか定量的に比較したものが提示されていない。ここでは、石組み粗礫斜路の設置有無によって落差下流側の流況および流速特性を比較検討した結果、主流の位置や底面付近の流速の減衰状況から、設計基準で規定されている跳水を用いた減勢方法では、河床への負荷が大きくなるが、石組み粗礫斜路を用いた減勢方法は河床保護に対して効果的であることを示した。
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