[II-10] 阿妻川における河道形状の動的安定性を目指した川づくり
キーワード:動的安定性、河床形態、山地河道、ステップ & プール、水制工、多自然川づくり
愛知県阿妻川において、山地河道の河床形態を模した河道計画を行い、施工後の追跡調査(物理環境)を行った。
施工前の対象区では、護床工流失で既設帯工との落差が生じる他、河床の2極化で左岸は洗堀、右岸は土砂堆積による高低差がみられた。
そこで、山地河道本来の動的安定性を目指して、ステップ&プールの石組の帯工を5基配置した結果、各帯工間の縦断形状は、施工後も狙い通り瀬・淵が維持され、落差軽減も出来た。横断形状は、深い淵から緩傾斜の水際への連続性が見られ、魚類の生息空間となる浮石状の礫底も創出された。また、2極化対策として設置したハイドロバリヤー水制工は下流側の土砂堆積防止の他、たまりの創出効果もあった。
施工前の対象区では、護床工流失で既設帯工との落差が生じる他、河床の2極化で左岸は洗堀、右岸は土砂堆積による高低差がみられた。
そこで、山地河道本来の動的安定性を目指して、ステップ&プールの石組の帯工を5基配置した結果、各帯工間の縦断形状は、施工後も狙い通り瀬・淵が維持され、落差軽減も出来た。横断形状は、深い淵から緩傾斜の水際への連続性が見られ、魚類の生息空間となる浮石状の礫底も創出された。また、2極化対策として設置したハイドロバリヤー水制工は下流側の土砂堆積防止の他、たまりの創出効果もあった。
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