令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

基礎水理・数値解析

座長:音田 慎一郎(京都大学)

[II-111] 琵琶湖における高精度な流動場の解析手法の提案

〇王 媛1 (1.神戸大学大学院工学研究科)

キーワード:内部ソリトン波,摩擦損失モデル,静水圧モデル,オーバーターン,全層循環

地球温暖化の影響により水温が上昇し,その結果,大水深の湖では秋季から冬季にかけて毎年発生するオーバーターンが抑制される可能性が指摘されている.実際に2019年において,「琵琶湖の深呼吸」と呼ばれる全層循環が発生せず,今後,同様な現象が発生する可能性が高く,生態系への深刻なダメージが懸念されている.よって,流動場を高精度に再現することができれば,今後の地球温暖化に対する対策を講じる上で重要な知見を得ることが可能となる.そこで本研究では,高周波内部波の卓越成分である内部ソリトン波に注目し,ポテンシャルエネルギーに与える影響を検討することで,成層場の再現性の向上を目指した.

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