令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

基礎水理・数値解析

座長:音田 慎一郎(京都大学)

[II-118] 分合流を繰り返す河川の一次元水理解析における留意事項

〇東出 唯1、下鳴 恒彰1、安井 章雄1、杉浦 正之1、玉井 昌宏2 (1.日本インシーク、2.大阪産業大学)

キーワード:分合流、iRIC、HEC-RAS

分派がある河川の水理解析には,分派点で水位の連続条件等を使用するが,二次元解析と異なる可能性が否定できない.そこで,平面二次元解析モデルを用いて,分派のある河川の水理解析を行い,一次元解析と比較することとした.その結果,合流点で水位差がみられ,分派点を含む一次元解析を実施する場合,水位の連続,エネルギーバランス等により分派点の水位解析を実施することが多いが,二次元解析と差が生じる場合があるので留意する必要があることがわかった。特に、湾曲の大きい河道の下流に分派がある場合は,外岸側の分派河川の水位が高くなる傾向にあり,一次元解析を行う場合は,左右岸の水位差を考慮した分派点の解析を行う必要がある.

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