流出・氾濫(1)

[II-131] 中小河川群の洪水氾濫特性に関する研究

〇神吉 良英¹、田中 耕司²、山田 忠幸³、中山 隆之³ (1.セントラルコンサルタント（株）、2.大阪工業大学、3.山田技研（株）)

キーワード：中小河川群、洪水氾濫、氾濫解析

近年，台風や梅雨前線がもたらす極端な洪水によって，複数の中小河川で構成される大河川の氾濫原の水害が顕著になっている．このような中小河川の水位と氾濫を予測する手法を開発することが急務の課題である．本研究では，大河川に接続する内水排除施設を有する中小河川流域を対象に降雨～流出，河川水位～氾濫について数値解析を実施し，その洪水氾濫特性について考察した．その結果，中小河川群の氾濫解析における上流部の氾濫の河道内流量低減効果や堤内地の社会インフラが氾濫の規模・範囲に大きな影響を与える可能性を指摘した．