令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

降水・大気

座長:平林 由希子

[II-43] 大気場情報を用いた積乱雲のタマゴの発達・非発達に関する判別・予測手法の検討

青木 光一1、鈴木 善晴2 (1.法政大学大学院、2.法政大学)

キーワード:積乱雲のタマゴ、局地的豪雨、XRAIN、MSM、SOM

短時間で急激に発達した積乱雲によってもたらされる局地的豪雨が頻発化しており,人的・経済的被害の増大が懸念されている.そこで本研究では,XRAINとMSMより算出した大気場情報を用いて,積乱雲のタマゴの発達リスクの評価を行った.積乱雲のタマゴが発達する事例・発達しない事例についてSOMを用いたクラスタ解析を実施し,積乱雲のタマゴの発達・非発達に関する判別精度・予測精度の向上を目的とした.積乱雲のタマゴの発達・非発達の予測では,数は少ないものの6個の積乱雲のタマゴを全て正確に予測することができた.今後の課題は,積乱雲のタマゴの数をさらに増やして正しく予測できるかを確認することなどが挙げられる.

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