安定性（海岸・港湾施設）

[II-151] Effect of construction procedure on deformation behavior of sheet pilequaywall(horizontal direction)

〇masanori tabata¹, hisachika takano¹, takaaki mizutani², satoshi matumura², shunta nakamura², shuuichi sugawara³ (1.japan port consultants, 2.port and airport research institute, 3.yokohama research and engineering office for port and airport)

Keywords:Port facilities, Sheet pile quay wall, Frame analysis, Displacement, The building process

矢板式係船岸の設計は各部材を個別に性能照査を行うため，実際の構造物全体の変形挙動を捉えた検討とはなっていない可能性がある．また，施工時の性能照査ではタイ材設置前の自立矢板として検討を行うことがあるものの，タイ材設置や裏埋土砂投入が平面的に展開されるような施工過程の影響を踏まえた検討が行われていない．そこで，本研究では矢板式係船岸の各部材を一括して平面的な骨組解析モデルに設定することで，構造物全体の変形挙動を推測できることを示すととともに，タイ材設置および裏埋土砂投入の施工過程が構造物全体の変形挙動に影響を与えることを示した．