令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

安定性(海岸・港湾施設)

座長:小林 孝彰(鹿島建設株式会社)

[II-152] 重力式岸壁の地震応答解析に対する特異値分解による線形次元削減と代替モデルの活用

住岡 直樹1、宮田 正史1、福永 勇介1、大竹 雄2 (1.国土技術政策総合研究所、2.東北大学)

キーワード:港湾施設の耐震性能照査、地震応答解析、特異値分解、代替モデル

耐震強化岸壁はレベル2地震動作用後であっても,船舶が安全に接岸・係留できることが求められる.このため,港湾分野では地盤液状化を考慮できる地震応答解析を用いて,残留変形量等の照査を行う.しかしながら,実務設計では計算コストの制約から,施設延長のうち代表一断面で照査を行うため,船舶の接岸可否判断の鍵となる岸壁の凹凸変位量は照査していない.このためには,地震後の凹凸変位量を,全断面の解析を行わずに,かつ入力条件のばらつきも考慮した上で,簡易に評価できる手法が望まれる.本研究ではその端緒として,重力式岸壁の地震応答解析に対して大竹らの提案手法を適用し,上述の簡易評価手法の構築の可能性を検討した.

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