令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

安定性(海岸・港湾施設)

座長:小林 孝彰(鹿島建設株式会社)

[II-157] 冬季暴浪期の海岸侵食被害に対する道路防災について

坪川 良太1、六浦 和明1、飯田 泰成1、牛渡 裕二1、松田 達也2、宮武 誠3、佐々 真志4 (1.(株)構研エンジニアリング、2.豊橋技術科学大学、3.函館工業高等専門学校、4.(国研)港湾空港技術研究所)

キーワード:海岸道路被害、冬季暴浪期、高波、海岸侵食

近年、海面上昇や波高増大に伴い,海岸道路に襲来する高波の発生頻度が増加傾向にあり,これにより海岸道路の盛土被害が多発している.本研究では,北海道渡島半島の国道沿いにある砂浜海岸において平成26年12月に確認された前浜の侵食について現地踏査と数値計算に基づき検討した.被災時の踏査と令和元年10月に実施した路線測量,深浅測量,粒度試験の結果および既往の縦断地形変化モデルによる評価を通じて,岸沖漂砂による現地海岸侵食の基本特性を再現すると共に,砂浜回復後の海浜性状を明らかにした.また,冬季暴浪期の岩礁上の礫質海岸の前浜侵食・堆積のメカニズムを明らかにし,今後の沿岸国道の保全維持に資する知見を得た.

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