令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

安定性(海岸・港湾施設)

座長:小林 孝彰(鹿島建設株式会社)

[II-158] フィルターユニットによる洋上風力モノパイル基礎の洗掘防止工水理実験

稲垣 聡1、新原 雄二1、岩前 伸幸1、鈴木 一輝1 (1.鹿島建設株式会社)

キーワード:洋上風力発電、モノパイル基礎、洗掘防止工、フィルターユニット

洋上風力発電におけるモノパイル基礎において、普及が進む欧州では石を用いた洗掘防止工が最も一般的に用いられる。砂地盤の吸出しを防止するための砕石によるフィルター層の上に、フィルター層の飛散を防止するための大き目の石を用いたアーマー層を設置する構造が用いられる。我が国においては特にアーマー層について良質な石の入手が難しく、アーマー層にフィルターユニット(FU)を用いる洗掘防止工を提案する。本研究では、移動床を用いた水理模型実験により高波浪時の安定性の確認を行った。FUを用いた洗掘防止工は、洗掘防止工全体の沈降や基礎周辺の洗掘の発生などが見られず、良好な機能を示した。

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