令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

ダム堆砂・排砂

座長:中西 哲(国立研究開発法人土木研究所)

[II-126] 管径300mm潜行吸引式排砂管を用いた水位差12mの現地排砂実験

〇高田 翔也1、宮川 仁1、宮脇 千晴1、石神 孝之1 (1.国立研究開発法人土木研究所)

キーワード:潜行吸引式排砂管、吸引工法、ダム堆砂

ダム貯水池の堆砂対策は,持続可能な貯水池運用や良好な下流河川環境の保全の観点で重要なテーマであり,これまで様々な対策手法が提案されている。筆者らは,上下流の水位差によるエネルギーを活用した排砂装置である「潜行吸引式排砂管(以下,排砂管)」を開発し,その排砂特性に関する研究を行ってきた.排砂管は,水位差のエネルギーを用いるため低コストであり,貯水池の水位低下を必要としないため,貯水池運用の制約を受けない点に優位性がある.本研究では,管径300mmを用いた水位差12mの現地実験を通じて,事前の施設設計通りの排砂能力を確認し,負圧の発生を抑制できる施設配置等有用な知見が得られた.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン